ここでは、アパレル業界向けパソコンに必要なスペックについてまとめています。商品画像のレタッチやEC運営、在庫管理などを行うアパレル業務では、画像編集に耐えられるスペックが求められます。CPUやメモリ、ストレージなどに分けてご紹介するので、店舗やECの運営でパソコン導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
CPUとは、データの制御や演算を行う装置のこと。パソコンの頭脳といえる部分であり、CPUの性能が高いほど処理速度が上がります。
在庫管理やメールなどの事務作業だけならエントリークラスでも動きますが、アパレル業務では商品写真のレタッチ(ささげ業務)やバナー制作などの画像編集が発生します。PhotoshopやIllustratorを快適に使うには、Corei5以上/Ryzen5以上が目安。編集量が多いならCorei7以上を選ぶとより快適です。
メモリとは、パソコンがデータを一時的に保管するための装置です。容量が不足するとパソコン動作が遅くなるため、空き容量を確保しておくことが大切。
Adobeも、Photoshopの利用には16GBのメモリを推奨しています。アパレル業務では複数の商品画像を同時に開いて編集したり、EC管理画面やデザインソフトを並行して使ったりするため、メモリは16GB以上が必須。複数のソフトを同時に使うなら32GBも検討しましょう。
ストレージとは、パソコンのデータを保管する装置のこと。ストレージの容量が少ないと作業中のレスポンスが遅くなってしまうため、アパレル業務では「SSDなら512GB以上」が目安です。
商品撮影の画像データはファイルサイズが大きく、点数も膨大になりがち。RAWデータや過去シーズンの素材まで保存するなら、SSD 1TB以上あると安心です。Adobeソフトのインストールにも高速なSSDが推奨されているため、容量とあわせて速度も重視しましょう。
なお、もしも後からストレージの容量が不足する場合は、外付けストレージやクラウドサービスを利用できます。
ソフトウェアとは、パソコンに命令を出すためのプログラムです。
アパレル業務では、商品画像のレタッチやバナー制作にPhotoshop・IllustratorといったAdobe製品が欠かせません。加えて、EC運営には各モールの管理画面や受注・在庫管理システム、店舗にはPOSレジが必要です。これらを想定し、Adobeソフトの推奨環境を満たすスペックを基準に選ぶとよいでしょう。売上分析やシフト管理にはMicrosoft Officeも役立ちます。
GPUとは、映像を処理するための装置です。画像や動画などの映像をGPUが処理し、モニターに表示させる仕組みになっています。
軽いレタッチやバナー制作程度なら、CPU内蔵のGPUでも対応できます。一方で、高解像度画像の編集やSNS・EC向けの動画制作を行う場合は、DirectX 12対応・VRAM 4GB以上の専用グラフィックボードがあると快適です。作業内容に合わせて選びましょう。
アパレル用PCを選ぶ際は、商品画像のレタッチやEC運営を快適にこなせる性能が重要です。CPUはCore i5以上(編集が多いならCore i7以上)、メモリは16GB以上(推奨32GB)、ストレージは高速なSSD 512GB以上を目安にしましょう。簡単な編集ならCPU内蔵GPUで十分ですが、本格的な画像・動画編集にはVRAM 4GB以上の専用GPUが安心。顧客情報やEC売上データを扱うため、セキュリティ対策も欠かせません。
アパレル業務用パソコンを導入する際は、スペックのほかにも「在庫の一元管理」と「データ保管」に注目すべきです。
店舗とECを同時に運営するアパレルでは、在庫が分散しやすく、欠品や過剰在庫が起こりがちです。販売管理・在庫管理システムを活用し、店舗とECの在庫を一元管理することで、機会損失を防げます。多くはクラウド型のため、対応ブラウザが快適に動くパソコンを選びましょう。
また、商品撮影の画像データは資産そのもの。万が一の故障に備えて、外付けストレージやクラウドへの定期的なバックアップを習慣にしましょう。顧客情報やEC売上といった機密データも扱うため、信頼できるセキュリティソフトを導入し、定期的にアップデートすることも大切です。
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